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「妙泉牛黄清心元」は、牛黄、麝香、羚羊角などの動物性生薬をはじめとする25種の生薬から作られています。高血圧に伴う動悸、手足のしびれ、肩のこり、のぼせ、耳なり、めまい、頭重に効果があります。

牛黄（ごおう）
牛の胆のうの中に生じた結石を乾燥させたもので、1000頭に１頭ほどの割合でしか見つからない貴重なものです。東洋医学的には開竅（かいきょう）※1作用を持つといわれ、心血管系への働きに優れ、動悸、のぼせなどに用いられます。

麝香（じゃこう）
雄のジャコウジカの香嚢にあるジャコウ腺分泌物を乾燥させたものです。その独特の香りは、「ムスク」として香水の原料でも有名です。東洋医学的にな芳香開竅（ほうこうかいきょう）※2作用を持つといわれ、循環器系への働きに優れ、高血圧や手足のしびれなどに用いられます。

羚羊角（れいようかく）
ウシ科サイガカモシカの角を用います。主な生息地は半砂漠地帯で、小アジア一帯などに生息しています。東洋医学的には平肝熄風（せいかんそくふう）作用を持つといわれ、高血圧やめまい、頭痛などに用いられます。

※1：開竅とは心の閉塞を開通させて取り除くこと
※2：平肝熄風とは肝火を抑え安定させ内風を静めること。